よろず無駄無し屋

出たとこ勝負な文章ゆえの生々しさ

欲八分目の効果

 

腹八分目、ならぬ欲八分目というのが広まればいいなと思っている。

 

人間には百八つの煩悩があると仏教では教えているらしい。

何と何を数えて百八つとするのかは知らないが、とにかく人間は欲が多いということを言いたいのであろう。

 

そんな欲望達の全て取り除くことを悟りというのならば、悟りには何の魅力も現実味もあったもんじゃない。

と、いうか欲望の全くない人間というのはもはや廃人でしかないだろう。

滑稽な話だ。

 

しかし、そうはいっても欲望というものは百八つどころか無限に広がる宇宙のように際限がないのではないかとさえ思わせる恐ろしくもあり、頼もしくもある存在であって、これを何の自制もなしに野放しにしておくことは、地球上の食物連鎖の頂点に君臨する者としての責任を放棄しているのではないかと思うわけなのである。

 

 

世界人口は今や70億人を越えているらしい。

単純な計算をしてみると、

 

人一人に煩悩が108×70億。

 

これはもう、物凄い数になってしまって電卓では数字が出せないくらいだ。

 

しかし全ての人が欲八分目、つまり20パーセント欲をなくせばどうなるか。

 

108の20%は21・6である。

なので、

21・6×7000000000=151200000000

の、煩悩がなくなるという計算だ。

 

一人が煩悩の二割を捨てても大したことはないが、70億人全員が二割の煩悩を捨てるとその数は1512億もの煩悩を捨てることになる。

これは凄まじい数である。

これだけの煩悩がなくなると世の中はかなり平和になり、自然環境的にもかなり良くなっていくであろうと思われる。

 

それぞれが、たった二割、欲八分目に押さえるという立派な心がけを実践していくだけで地球は救われるのかもしれないな。

 

でも無理なんだろうなぁ。

皆、いい人ぶってはいるけれど、結局は自分さえ良ければ根性を懐刀に立ち回っている欲の権化なんだもんなぁ…やれやれ。

 

多少の自己犠牲の精神ないと人間とは言えないよね。

 

陰徳‼